200937
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事例担当者のイニシャル
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AY
事例研究のタイトル
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高等部生徒が掃除をすばやくするための指導
事例の概要
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掃除の時間に、掃除をする手を止めてぼんやりしたり、作業効率の悪い仕方で掃除をしたりすることで、日々の掃除に要する時間にばらつきがあった。また、それは掃除の時間だけでなく、家庭での洗車の手伝いや、就業体験先での作業においても見られたため、指導を開始した。
対象児のプロフィール
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高等部3年 男子 自閉症 太田のステージ4-2
指導者の役割と人数
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指導者:AY 1名
長期目標
[HELP]
20分以内に、資料室の床の掃き掃除と拭き掃除をする。
短期目標
[HELP]
10分以内に、資料室の床の掃き掃除をする。
標的行動(増やしたい行動)
[HELP]
掃き掃除をする行動
標的行動(減らしたい行動)
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作業する手を止めてぼんやり過ごす行動
標的行動を取り上げる意義
[HELP]
活動中には、時間を確認して作業(や行動)をしようとする意識を育てる。
事例に関する情報
[HELP]
・疲れ、ストレス、不安があるときに何もせずにぼんやりとすることがある。
・大人の評価がものすごく気になる。
・時間を見て行動することができる。
・目の前の作業に対して、丁寧に、几帳面に取り組むことができる。
問題の推定原因
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1.朝は体が活発に動かないから。
2.教師が近くにいないから。
3.時間割変更や環境の変化にストレスを感じているから。
4.掃除をいつ終えても、何も言われないから。評価なし。
想定される解決策
[HELP]
1.
2.教師が時々様子を見に行く。
3.時間割や環境の変化について、前もって本人に丁寧に説明をしておく。
4.時間を設定する。
選択した原因と解決策
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【原因】
4.掃除の時間が決められていないから。
【解決策】
4.掃除にかける時間を設定する。
般化を狙う場面
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1.朝の活動(プレハブ校舎資料室のモップがけ)
2.朝の活動(プレハブ資料室の掃き掃除と拭き掃除)
3.朝の活動(プレハブ資料室の掃き掃除と拭き掃除・準備と片付け含む)
4.朝の活動(新校舎の掃き掃除と拭き掃除・準備と片付け含む)
指導場面
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朝の活動(プレハブ校舎資料室の掃き掃除)
指導手続き
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1.生徒Aが掃除道具の準備をした後、資料室に移動してタイマーのスタートボタンを押すよう言葉で示す。
2.生徒Aが掃除を終えた直後に、タイマーのストップボタンを押す。
3.生徒Aが、かかった時間を表に記入する。
利用可能な好子
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言葉での賞賛、目標達成
教材教具など
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タイマー
記録の取り方
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掃除に要した時間を、本人が表に記録する。
指導期間と達成基準
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・指導期間
10月〜2月
・達成基準
3回連続、時間内にできる
結果
[HELP]
・指導開始から3日で目標を達成することができた。
・時間を気にしながら、掃除に取り組むことができた。
・時間内に終えるために、ぼんやりして手を止めることが減った。
・般化場面においても、指示された時間内に活動を終えることができた。
・片付けの時間と、掃除の時間に同じくらいの時間を要した。
考察
[HELP]
・タイマーを計って時間を見えるようにすることで、時間を意識しながら掃除に取り組むことができた。
・自分で記録をさせたことで、目標達成への意欲が高まった。
・効率的な行動を教えたことも、目標達成につながった。
(掃除の際に、右手でほうきを扱い、左手で床にある荷物などを動かしながら掃き掃除を進める 等)
・効率的に活動することについては、掃除以外の他の場面で般化することはなかった。その場その場に応じた、効率的な行動を教える必要がある。
・ぼんやりする時間をなくすことで、多少ストレスを感じる部分があったかもしれない。が、目標の時間設定は、本人がさほど無理なく取り組める長さではあった。
A:先行条件
B:行動
C:結果
朝の掃除の時間に
教員がいない
ストレスがある
掃除の終了時間が決められていない
ぼんやりする
自分のペースで掃除できる↑
落ち着いて過ごせる↑
「遅かったですね」と言われる↓
掃除が終わるのが遅くなる↓
A:先行条件
B:行動
C:結果
朝の掃除の時間に
教員がいない
声かけ「10分以内にしよう」
タイマーのスタートボタンを押す
続けて掃除をする
掃除が早く終わる↑
言葉の賞賛↑
経過時間が分かる↑
目標の時間内にできる↑
疲れる↓
掃除に要した時間
記入日時
2010/01/06/16:12:18
現行ログ
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