200715



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事例担当者のイニシャル[HELP]AU
事例研究のタイトル[HELP]授業に参加できる時間を増やしていくための支援
事例の概要[HELP]リソースルームを拠点として学校生活を送っている。精神的に不安定になることが多く、リソースルームが大きなよりどころとなっている。


対象児のプロフィール[HELP]養護学校中学部3年生、男子、アスペルガー症候群
WISC 言語性IQ=84 動作性IQ=89 全検査IQ=85
・音・におい・触覚に過敏である。
・集団が苦手である。
・気持ちが不安定になることがある。頭の中に考えがたくさん出てきて止まらなくなることがある。同時に身体がいうことをきかなくなって動けなくなることもある。
・しんどいときに、自分の言葉で気持ちを伝えることができるようになってきた。
指導者の役割と人数[HELP]クラス担任2名
長期目標[HELP]社会のルールやマナーを知り、守れたり気をつけたりできる場面を増やす。
標的行動(増やしたい行動)[HELP]毎時間、15分以上授業に参加する回数を増やす。
事例に関する情報[HELP]授業への参加がほとんど出来ていなかったので、今年度5月頃に本人と相談し「毎授業、15分間参加する」ことを約束した。達成度に応じてごほうびを設定することで、意欲的に参加しようとするようになった。しかし、心理面などの状況から参加できないことも多い。リソースルームから出ることも難しい場合があり、教室移動ができないために授業に参加できないこともある。
問題の推定原因[HELP]1.人が多いので苦しい。
2.学習内容がわからない。
3.椅子に座っているのがしんどい。
4.時間になっても体調が悪いのでいけない。
5.先生が声をかけてくれないといけない。
6.ほかにやりたいことがある。
7.ねむたい。
8.授業に参加したいが、体が言うことをきかない。
想定される解決策[HELP]1.少人数でできる授業にする。
2.事前に内容を伝える。
3.床で学習できるスペースを作る。
4.
5.声をかけるように教員間で共通理解をしておく。
6.学習時間と遊びの時間を決める。
7.
8.教室での参加が難しいときは、リソースルームでできる課題を設定する。
選択した原因と解決策[HELP]○選択した原因
・先生が声をかけてくれないといけない。
・授業に参加したいが、体が言うことをきかない。

○解決策
・声をかけるように教員間で共通理解をしておく。
・教室での参加が難しいときは、リソースルームでできる課題を設定する。
般化を狙う場面[HELP]・毎授業、20分以上参加できる。
指導場面[HELP]授業前、授業開始10分頃
指導手続き[HELP]1.授業前、スケジュールを提示し、授業に来る時間を一緒に確認する。
2.その時間になっても来ない場合は、再度、参加する時間を相談して決める。
3.相談して決めた時間にも来ない場合は、「すぐに授業に参加する」か「他の活動をリソースルーム内で行う」かを選択してもらう。
4.課題が達成できたら、記録表に○を入れる。

記入日時 2007/11/07/17:45:42

事例担当者のイニシャル[HELP]AU
事例研究のタイトル[HELP]授業に参加できる時間を増やしていくための支援
事例の概要[HELP]リソースルームを拠点として学校生活を送っている。精神的に不安定になることが多く、リソースルームが大きなよりどころとなっている。
対象児のプロフィール[HELP]養護学校中学部3年生、男子、アスペルガー症候群
WISC 言語性IQ=84 動作性IQ=89 全検査IQ=85
・音・におい・触覚に過敏である。
・集団が苦手である。
・気持ちが不安定になることがある。頭の中に考えがたくさん出てきて止まらなくなることがある。同時に身体がいうことをきかなくなって動けなくなることもある。
・しんどいときに、自分の言葉で気持ちを伝えることができるようになってきた。
指導者の役割と人数[HELP]クラス担任2名
長期目標[HELP]社会のルールやマナーを知り、守れたり気をつけたりできる場面を増やす。
標的行動(増やしたい行動)[HELP]毎時間、15分以上授業に参加する回数を増やす。
事例に関する情報[HELP]授業への参加がほとんど出来ていなかったので、今年度5月頃に本人と相談し「毎授業、15分間参加する」ことを約束した。達成度に応じてごほうびを設定することで、意欲的に参加しようとするようになった。しかし、心理面などの状況から参加できないことも多い。リソースルームから出ることも難しい場合があり、教室移動ができないために授業に参加できないこともある。
問題の推定原因[HELP]1.人が多いので苦しい。
2.学習内容がわからない。
3.椅子に座っているのがしんどい。
4.時間になっても体調が悪いのでいけない。
5.先生が声をかけてくれないといけない。
6.ほかにやりたいことがある。
7.ねむたい。
8.授業に参加したいが、体が言うことをきかない。
想定される解決策[HELP]1.少人数でできる授業にする。
2.事前に内容を伝える。
3.床で学習できるスペースを作る。
4.
5.声をかけるように教員間で共通理解をしておく。
6.学習時間と遊びの時間を決める。
7.
8.教室での参加が難しいときは、リソースルームでできる課題を設定する。
選択した原因と解決策[HELP]○選択した原因
・先生が声をかけてくれないといけない。
・授業に参加したいが、体が言うことをきかない。

○解決策
・声をかけるように教員間で共通理解をしておく。
・教室での参加が難しいときは、リソースルームでできる課題を設定する。
般化を狙う場面[HELP]・毎授業、20分以上参加できる。
指導場面[HELP]授業前、授業開始10分頃
指導手続き[HELP]1.授業前、スケジュールを提示し、授業に来る時間を一緒に確認する。
2.その時間になっても来ない場合は、リソースルームに呼びに行く。
3.呼びに行ってもすぐに移動できなかったり、参加が難しいと本人から申し出があったりした場合は、他の活動をリソースルーム内で行ってもよいことを伝えて課題を提示する。
4.課題が達成できたら、記録表に○を入れる。
利用可能な好子[HELP]・ビデオ

記入日時 2008/02/06/11:48:40

事例担当者のイニシャル[HELP]AU
事例研究のタイトル[HELP]ルールを守ってリソースルームを使用するための支援
事例の概要[HELP]リソースルームを拠点として学校生活を送っている。精神的に不安定になることが多く、リソースルームが大きなよりどころとなっている。室内は散らかっていることが多い。また、授業中でも勝手にビデオをみていることがある。注意されたときだけ守るため約束を維持することができない。
対象児のプロフィール[HELP]養護学校中学部3年生、男子、アスペルガー症候群
WISC 言語性IQ=84 動作性IQ=89 全検査IQ=85
・音・におい・触覚に過敏である。
・集団が苦手である。
・気持ちが不安定になることがある。頭の中に考えがたくさん出てきて止まらなくなることがある。同時に身体がいうことをきかなくなって動けなくなることもある。
・しんどいときに、自分の言葉で気持ちを伝えることができるようになってきた。
指導者の役割と人数[HELP]学級担任2名
長期目標[HELP]社会のルールやマナーを知り、守れたり気をつけたりできる場面を増やす。
標的行動(増やしたい行動)[HELP]リソースルーム内の片付けができる。
標的行動を取り上げる意義[HELP]ルールや約束を守って生活できる経験を増やしていきたい。ソーシャルスキルを身につけることが必要だと感じているので、本人にとってできることから成功体験を積み重ねていって欲しい。
1.室内で服(上着、靴下)を着る。2.室内を片づける。3.決まった時間だけビデオを見る。4.決められた時間、授業に参加する。
など守って欲しいことは幾つかあるが、この中で取り組みやすいところから行い他の場面につながっていくことが望まれる。
来年度はリソースルームの活用ができないことが予想される。リソースルームでルールを守って生活することで、教室内の一角など他の場所でも過ごせるように居場所を広げていきたい。
また、ルールや約束を守ることで問題行動の減少にもつなげていきたい。
事例に関する情報[HELP]片付けは苦手。更衣室のロッカーも服をかけずにそのまま入れてしまうことがある。かばんに入れる服もたたまずに丸めていれることがほとんどである。指摘されればできるが自分で気をつけることはない。自分の大切なものを触られることは嫌がるが、床や机に置きっぱなしの時もある。散らかっていても平気。授業で行っている掃除(トイレ掃除)は、すぐに手順を覚えて一人でできている。

授業への参加がほとんどできていなかったので、今年度5月頃に本人と相談し「毎授業、15分間参加する」ことを約束した。達成度に応じてごほうびを設定することで、授業への参加が定着してきた。気持ちのコントロールが難しい場合も時間を守って参加しようとする意欲が見られるようになった。
問題の推定原因[HELP]1.片付け方がわからない。
2.片づける必要性を感じていない。
3.めんどくさい。
4.身体がうごかない。
5.散らかっているほうが落ち着く。
6.片づけてもいいことがない。
7.注意されたときだけでいいと思っている。
8.片づいているつもりでいる。
想定される解決策[HELP]1.何をどこに片づけるのか視覚的に示す。
2.片付けをすることでどんな良いことがあるか説明する。
3.自分ができる片付け場所を1つだけ選ぶ。
4.教員と一緒に片づけを行う時間を設定する。
6.片付けをしたらごほうびがもらえるようにする。
7.毎日、片付け具合をチェックする。
8.どの状態が片づいているのかを説明する。
選択した原因と解決策[HELP]○選択した原因
・片付け方がわからない。
・片づけてもいいことがない。

○解決策
・何をどこに片づけるのか、どの状態が片づいているのかを視覚的に示す。
・自己チェック、教員チェックできるようなシートを活用する。毎日下校前に確認し、達成していれば○がもらえるようにする。動機づけとなるようごほうびを設定する。
般化を狙う場面[HELP]・部屋の片付け
・作業後の片付け
・身のまわりの物の整理整頓
指導場面[HELP]帰りの会の前、リソースルーム内
指導手続き[HELP]1.片づけるものと置く場所を示した図、チェックシートをリソースルーム内に貼っておく。
2.毎日、帰りの会の前に教員がチェックすることを伝える。
3.時間になったらリソースルームに行ってチェックをする。
4.チェックシートを生徒に見せる。
→すべてできていた場合は、青シールを渡す。
→できていないところがあった場合は、その部分を言葉で伝える。やり直しを確認し、赤シールを渡す。
5.週末、シールのポイントに応じてごほうびを渡す。

利用可能な好子[HELP]アニメのビデオ、紙ヒコーキ用の紙、ミニ四駆、「ごほうびもらえるよ」という声かけ

記入日時 2007/10/16/21:02:42

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