200728
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事例担当者のイニシャル
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M・I
事例研究のタイトル
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居間のテレビを独占してみる行動を減らす。
(両親がテレビを観たいときには、家族共用のテレビをゆずることができる。)
事例の概要
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家庭で居間のテレビ2台を独占して観る。家族が他のテレビを観たくても、本人がとても怒り、たたいたり、泣いたりするので観ることができない。家族共用のテレビを「ビデオ4」で何も映らない状態にしているときに「テレビをみせて」と言われても、リモコンを渡すことができない。
対象児のプロフィール
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A君。小6,男子。自閉症。S−M社会生活能力検査4歳7ヶ月(H19年3月)。自ら時間を確認して活動することができる。自立課題はもとより、集団での音楽や体育、生活単元学習にも集中して取り組むことができる。やり直しや長い待ち時間が苦手で、「もういや!」や奇声などの拒否が見られることがある。給食室に行くのが12時を過ぎると泣いて怒るなど、時間に関して独特のこだわりがある。
指導者の役割と人数
[HELP]
母親、父親
長期目標
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両親がテレビを観たいときには、家族共用のテレビをゆずることができる。
※コンサルテーションの結果をうけ、長期目標変更の方向で担当者、保護者が検討中。
問題の推定原因
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1.リビングにテレビが2台あるから。
2.テレビは2台とも自分が観てよいものと思っているから。(もう1台が家族共用のものであるということを理解できていないから)
3.自分が好きなものを観ているときにじゃまをされたくないから。
4.1台を観ているときにもう1台から聴きたくない音がするのがいやだから。
5.ゲームをしているときに観たい番組も観たいから。
6.「ビデオ4」という字や黒の画面が好きだから。
7.テレビの番組表を家族共用のテレビで観る癖がついているから。
8.A君の観たいもの、家族の観たいものをお互い理解できていないから。
9.観たいものの優先順位がつけられないから。
10. テレビ以外にすることがないから。
11. 共用のテレビを家族にみせても、A君には好子がないから。
想定される解決策
[HELP]
○1−1 パーテーションでテレビコーナーを作る。(ヘッドホン付き)
○1−2 A君専用の部屋にテレビを置く。
×2−1 テレビに誰のものかわかる表示(名前や写真)をする。
×2−2 大きいテレビに「みんなで観る○ A君専用×」と、小さいテレビには「A君だけが観る ○」と表示する。
○3−1 A君専用のテレビコーナーを作る。
○4−1 ヘッドホンを用意する。
×8−1 共用テレビを観る順番がわかるようにして、タイマーで交代の約束をする。
×8−2 テレビの視聴スケジュールがわかるシートを用意する。
×8−3 リモコンに「A君の」「お父さんの」「お母さんの」という表示をする。
×8−4 共用テレビのリモコンに「7:00〜8:00お母さん」というように、時間帯も表示する。
○10−1 運動プログラムなど、他のスケジュールを用意する。
×11−1 共用のテレビを家族にみせることができたら、ご褒美がもらえるようにする。
※コンサルテーションを受け、無理と判断されたもの×、可能性ありと判断されたもの○
記入日時
2007/10/12/15:40:21
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