200733



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事例担当者のイニシャル[HELP]NY,KH
事例研究のタイトル[HELP]余暇の活動から、次の授業への切り替えをスムーズに行うための支援(奥田先生によるアドバイス事例)
事例の概要[HELP]休憩時間、ぬり絵に時間がかかり、次の授業の時間に間に合うように行くことが少ない。ぬり絵の途中で立ち上がり、大きな声で一人芝居(セリフを言い続ける)をすることもある。ぬり絵を途中で止めて行くことができる授業や活動もある。現在参加が難しい授業に、スムーズに参加できるように支援をしていきたい。
対象児のプロフィール[HELP]養護学校中2女子。自閉症。新版S-M社会生活能力検査 社会生活年齢4-6 身辺自立5-5 移動2-11 作業5-10 意志交換4-3 集団参加4-9 自己統制2-9(2007.3.2実施)
自分一人で活動するスケジュールへの参加はスムーズに行えるが、集団での活動は苦手である
指導者の役割と人数[HELP]学級担任2名、教科担任2名 
長期目標[HELP]時間の約束を守る。
短期目標[HELP]ぬり絵を切り替え、3時間めと5時間めの授業に間に合うようにいく。
標的行動(増やしたい行動)[HELP]ぬり絵を切り替え、次の授業に参加する。
標的行動(減らしたい行動)[HELP]授業の時間がきているのに、ぬり絵を続けること。
標的行動を取り上げる意義[HELP]ぬり絵から切り替えができず、行かなければならない授業に遅れていくことが多い。作業学習・木工にはぬり絵を切り替えて授業に参加できる割合が高いが、その他の授業(作業学習・布工、総合的な学習・ステップ、音楽)には遅れて行っている状況にある。遅れず参加できる授業と遅れていく授業の違いを明らかにし、その要因を考えることで、遅れずいける授業を増やしたい。
事例に関する情報[HELP]元々、集団活動に入るのは、苦手な生徒である。特に、体育館での集合場面やプレイルームで行う集会等には参加できていない。困ったときには、アニメのセリフのような言い方で自分を納得させるように大きな声で言い続けることがある(長いときには20分位)。その後は、スムーズに自分のスケジュールに移ることができる。
問題の推定原因[HELP]・次にいく授業に興味が少ないから。・次の授業ですることが分かりにくい。・自分が苦手な集団での活動がある。 ・遅れていっても困らないから。 ・ぬり絵を終わるタイミングがわからないから。
想定される解決策[HELP]・次の授業の内容をわかりやすく提示する。
選択した原因と解決策[HELP]・次の授業ですることが分かりにくい。
・次の授業の内容をわかりやすく提示する。
指導場面[HELP]2時間目の後のぬり絵1の時間
5時間目の前のぬり絵2の時間
指導手続き[HELP]<ベースライン>
・教員はぬり絵を始めるとき、終了時間にシールをはった時計を渡す。終了時間がきても終わらない場合は、「時間がきたよ。」と声をかける。ぬり絵にかかる時間を測定する。

利用可能な好子[HELP]褒め言葉、シール

減らしたい行動
A:先行条件 B:行動 C:結果
ぬり絵をしている時
シールをはった時間がくる
(終了時間がきても)ぬり絵を続ける
教員が来る(↑)
待っている教員からの言葉がけあり(↑)
かかわってもらえる(↑)
次の授業に行かなくてよい(↑)
ぬり絵が楽しい(↑)

増やしたい行動
A:先行条件 B:行動 C:結果
ぬり絵をしている時
シールをはった時間がくる
ぬり絵を終わり、次の授業に行く ほめ言葉あり
次の授業に参加する

記入日時 2007/11/13/16:55:41

現行ログ/ [1]
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