200735
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事例担当者のイニシャル
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y,h
事例研究のタイトル
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靴のかかとをしっかり入れて履くための支援
事例の概要
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本児は靴箱で一人で靴を履き替えることができるが、かかとを入れずに踏んだままである。教師が声をかけたり指をさしたりするとかかとを入れて履く。一人で履き替えるときでも、靴のかかとをしっかり入れて履くことができるよう支援していく。
対象児のプロフィール
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Mさん 小2男子 自閉症
太田ステージ 1−3
言葉による指示はわかりにくい。視覚的に提示する方が分かりやすい。模倣(モデリング)は難しい。
指導者の役割と人数
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指導者A(担任)
指導者B(担任)
指導者C(担任)
指導者D y.h(補助)
以上3名
長期目標
[HELP]
学校や家庭で靴を履き替えるとき、誰も見ていなくてもくつのかかとを入れて履くことができる。
短期目標
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学校で靴を履き替えるとき、誰も見ていなくても、うわばきや外靴のかかとを入れて履くことができる。
標的行動(増やしたい行動)
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靴のかかとを入れて履く
標的行動(減らしたい行動)
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靴のかかとを踏む
事例に関する情報
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一人で靴の脱ぎはきができる。足の甲の部分のみを靴に入れてかかとを踏んで履く。教師が「かかと」と声をかけたり指をさしたり、かかとの部分を示したりすると膝をついてかかとを入れている。
問題の推定原因
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1.靴がきついから。
2.靴が履きにくいから。
3.かかとを踏んではいても違和感がないから。
想定される解決策
[HELP]
1.ゆったりしたサイズの靴を用意する。
2.履きやすい靴を用意する。
3.かかとの硬い靴を用意する。
選択した原因と解決策
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原因 1.靴がきついから。
2.靴が履きにくいから。
3.かかとを踏んではいても違和感がないから。
解決策1.ゆったりしたサイズの靴を用意する。
2.履きやすい靴を用意する。
3.かかとの硬い靴を用意する。
般化を狙う場面
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家庭での靴の履き替え時
更衣室での靴の履き替え時
指導場面
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<昇降口の靴箱前にて>
登校時
朝の運動の前後
昼休みの前後
下校時
指導手続き
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・今履いている靴よりワンサイズ大きく、かかとの部分が比較的固くてしっかりしている靴を用意する。
教師は対象児から1メートル程の距離で見守る。対象児が靴を足に入れた後、そのまま歩き出してしまったら、すぐに
1.かかと部分を指さしする。
2.「かかと」と声を掛ける。
3.身体的ガイダンス(かかとに手を持って行く)を行
う。
利用可能な好子
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「まるです」「ピンポーン」などの声かけ。お絵かきをする。
記録の取り方
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プロンプトなしで履けたときは正反応、プロンプトありのときは誤反応とする。1日のうち、担任が近くで見守っているときと見ていないときの2つの場面でそれぞれの正反応数と誤反応数を記録しグラフ化する。
指導期間と達成基準
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平成19年6月18日〜7月12日
教師が見ていないときの正反応率が100%の日が5日連続したら達成とする。
結果
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基準を達成した。
考察
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・「一サイズ大きくかかとが硬い靴」に変えたことでかかとを入れる行動を自分から行うようになった。
・家庭での靴の履き替えの場面でも、かかとを入れて履くようになった。
・給食や自立課題の時間に靴を脱いでしまうことが減った。
・教師が側にいないときに靴のかかとを入れて履いているかの記録(ベースラインデータ)が正確に取れていなかったのが反省点である。
・今後、立った姿勢でかかとを入れる指導が必要かどうか保護者の意見を聞きながら検討していく。
参考にした先行研究や事例など
[HELP]
ズボンの前部分のみをおろして排尿するための支援
(事例研究データベース)
A:先行条件
B:行動
C:結果
校内で靴を履くとき
かかとを入れて履く。
「ピンポーン」「まるです」と言って誉められる(↑)
A:先行条件
B:行動
C:結果
校内で靴を履くとき
かかとを入れずに歩き出す。
指さし、声かけ、身体的ガイダンスされる(↓)かかとの部分に違和感あり(↓)
A:先行条件
B:行動
C:結果
かかとの部分が硬い靴
かかとを踏む
かかとが痛い(↓)
A:先行条件
B:行動
C:結果
一回り大きい靴
かかとを入れて履く
すぽっとかかとが入る(↑)
Mくんの靴履き
記入日時
2008/03/17/13:03:01
現行ログ
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