2004-28



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給食の準備、食事、片付け時に、教師への確認をせずに行動できる
概 要
行動の始めや終わりに特定の人に対して確認行動をし、返答をしないと執拗に確認を繰り返す。

対象児のプロフィール
高等部、男子、自閉症

諸検査結果
太田のステージ \x{2162}−2
S-M式社会生活能力検査 3−5

障害の特性
身体の使い方、環境の把握

指導者
S.H

長期目標
行動の切り替えがスムーズにできるスケジュールの利用

短期目標
スケジュール表を活用し、休憩時間の活動を特定に人に対して確認せずに行動ができる。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
給食の挨拶をするとき、特定に人に対する確認の行動を少なくし、全体での挨拶だけでできるようにする。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
給食の準備時「おかずを取ってきます」、食事時「いただきます」「終わりました。ごちそうさまでした」片付け時「おかず持って行きます」を全体への挨拶や指示ではできず、1対1で確認を求める。返事をしないと執拗に聞き返す。

般化場面
(1)給食の準備時「おかずを取ってきます」、片付け時「おかず持って行きます」を特定の人への確認を行わずにできる。
(2)休憩時の活動を選んで行うとき、特定の人への確認を行わずにできる。
(3)スケジュール表を利用するとき、特定の人への確認をせずに行動を移せる。

指導場面
給食時の挨拶。(「いただきます」「終わりました。ごちそうさまでした」)

指導手続
\x{2460}で指導し、達成後\x{2461}で指導する。(フェーディング)
\x{2460}確認に来ると、顔を見てすぐ1度だけ大きくうなずく。
行動に移せないときは、10秒間待って、まだ確認をするなら先ほどと同様に、顔を見て1度だけすぐ大きくうなずく。行動に移せないときは、これを繰り返す。

\x{2461}確認に来ると、顔を見て微笑む。
行動に移せないときは、10秒間待って、まだ確認をするなら先ほどと同様に、顔を見て微笑む。行動に移せないときは、これを繰り返す。

達成基準
\x{2460}5日間、1回のうなづきのプロンプトだけで行動に移ればO.K。
\x{2461}5日間、1回の顔を見て微笑むプロンプトだけで行動に移ればO.K。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
指導場面:1回のプロンプトでできたかどうか、できないときは何度プロンプトが必要だったか。指導\x{2460}指導\x{2461}の方法で記録する。
般化場面:達成基準に達した後で、指導\x{2461}の方法で同じ記録を取る。

グラフ下
第一系列のタイトル: いただきますへのプロンプトの回数
Baseline: ベースライン Intervention1: 指導方法1 Intervention2: 指導方法2 Intervention3: 指導方法3 Intervention4: 指導方法4
第二系列のタイトル: ご馳走さまへのプロンプトの回数
Baseline: ベースライン Intervention1: 指導方法1 Intervention2: 指導方法2 Intervention3: 指導方法3 Intervention4: 指導方法4

指導期間
2004年9月27日〜2004年10月8日

給食の挨拶の確認 現在
A:先行条件 B:行動 C:結果
給食の時間、いただきますをみんなで言う あるいは、
給食を食べ終わる。

特定に人がいる
特定の人に対して、「いただきます」あるいは「終わりました。ごちそうさまでした」と言う。 「いただきます」「終わりました。ごちそうさまでした」に、「どうぞ」と答えてくれる。(↑)

給食の挨拶の確認 指導\x{2460}
A:先行条件 B:行動 C:結果
給食の時間、いただきますをみんなで言う あるいは、
給食を食べ終わる。

特定に人がいる
特定の人に対して、「いただきます」あるいは「終わりました。ごちそうさまでした」と言う。 「いただきます」「終わりました。ごちそうさまでした」に、うなずいてくれる。(↑)

給食の挨拶の確認 指導\x{2461}
A:先行条件 B:行動 C:結果
給食の時間、いただきますをみんなで言う あるいは、
給食を食べ終わる。

特定に人がいる
特定の人に対して、「いただきます」あるいは「終わりました。ごちそうさまでした」と言う。 「いただきます」「終わりました。ごちそうさまでした」に、微笑んでくれる。(↑)


記入日時 2006/02/26/13:33:02  No.238
記入者 管理者  E-Mail

休憩時間にMDを聴いて過ごす
概 要
卒業後の生活で、一人で休憩時間を過ごす活動を増やし、自分のリズムで落ち着いて過ごすことができることを目指す。

対象児のプロフィール
高等部 男子。自閉症。

諸検査結果
太田のStage\x{2160}ー3

障害の特性
環境の把握、心理的な安定、社会との関わり

指導者
担任

長期目標
20分程度一人で過ごすことができる余暇活動を増やす

短期目標
MDを聞いて、教室で20分程度一人で過ごすことができる

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
MDを聞いて、教室で20分程度一人で過ごすことができる

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
静かで人のいない休憩室で20分程度過ごすことができる。
構造化された決められた場所で好きな課題をして20分程度過ごすことができる。
落ち着いているときには、誰もいない休憩室では、フォークソングの曲をMDで聞いて、20分程度一人で過ごすことができる

般化場面
(1)教室の課題の場所で聞く。
(2)教室の構造化されていない決まった場所で聞く。

指導場面
朝の活動時。(8時40分〜9時頃)

指導手続
MD本体をズボンのポケットに入れる。
ヘッドフォンを使って聞く。
ヘッドフォンの頭への付ける位置を一定に決めておく。
姿勢が崩れたときは、身体的ガイダンスで座って聞く姿勢を取らせる。

教材教具など
フォークソングのMD
携帯用MD
ヘッドフォン
ストップウォッチ

達成基準
ヘッドフォンを外さずに15分以上聞くことが、5日続く。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
タイマーで計りながら、20分間、または、ヘッドフォンを外すまで様子を見る。
声を出したり、キョロキョロしたときは、その時間と周りの様子を記録する。
また静かに聞き始めたときは、そのまま続ける。
ヘッドフォンが少しずれたときは、そっと直す。
連続して聞くことができた時間を記録する。

指導期間
平成16年12月6日〜12月17日

記入日時 2006/02/26/13:36:06  No.239
記入者 管理者  E-Mail

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