200605



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小学部高学年自閉症児が家庭で20分間、お手伝いをして(一人で)過ごせる支援をする
概 要
夏休みに家庭で母親べったりにならず自分の部屋で「一人で過ごせる時間をもてること」を目指して家庭と連携して支援を進めた。具体的には、昼食後に自分の部屋でお手伝いを12分間からステップアップしてステップ5には20分間できるよう支援した。また、お手伝いの内容もペットボトルのラベルはがしやタオルたたみからはじめて、数種類のものができるよう支援した。目標達成後には、母親と手を合わせてパッチンができ、その後、トランプの神経すい弱ができるという好子が獲得できるように支援した。

対象児のプロフィール
小学部5年男子、自閉症

諸検査結果
wisc-\x{2162} IQ.70(VIQ.62 PIQ.85)(H.16.10.22検査)
               

障害の特性
常に不安定要素を持っている。(行事や新しい経験の前は、くり返しの事前学習が必要である。)

指導者
TT

長期目標
昼食後(または、夕食後)に自分の部屋で20分間、お手伝いをして一人で過ごせる。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
家庭では、常に母親にべったりの状態で絶えず話しかけてきて本児が在宅中は、母親は、自分の仕事ができないという状態であるらしい。学校でもほとんど一人で遊んだりお手伝いをしたりできない。

般化場面
学校(教室)でお手伝い活動時

指導場面
昼食後(できない時は、夕食後)、自分の部屋

指導手続
○学校で取り組んでいるお手伝い内容から家庭でも取り組むためにグッズを用意する。(ペットボトル、牛乳パック、かき氷器、ゴミ、温度計等)
○お手伝いの種類を書いた一覧表の中から自分で選んで取り組む。
○時間については、12分から始めて、2日連続でできれば、2分ずつプラスしていく。
○その日の目標が達成できれば、ごほうびとして、お母さんと両手を合わせてパッチンができ、トランプで神経すい弱ができる。
○手続きについては、本児の了解を得てから取り組む。  

教材教具など
上記の物プラス掃除機、国語辞典、パソコン、天気調べ温度調べのワークシート、トランプ、タイマー等

達成基準
20分間、一人で、お手伝いが、5日間できれば達成とする。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
毎日、決められた時間、プロンプトなくできた…2点
プロンプトありでできた…1点  できなかった…0点(プロンプト→声かけ)       
・般化価面、指導場面共通

指導期間
7月25日〜


第一系列のタイトル: 
Baseline: ベースライン   Intervention1: 指導手続き1   Intervention2: 指導手続き2   Intervention3: 指導手続き3   Intervention4: 指導手続き4  
第二系列のタイトル: 
Baseline: ベースライン   Intervention1: 指導手続き1   Intervention2: 指導手続き2   Intervention3: 指導手続き3   Intervention4: 指導手続き4  
記入日時 2006/08/10/17:13:50  No.260
記入者 k  E-Mail

高学年自閉症児が昼休み、一人で15分間、調べ物をして過ごせる支援をする
概 要
家庭や学校で母親や教師べったりにならず、自分の好きな事を見つけて、一人で過ごせる時間がもてるようになることを目指して支援を進める。具体的には、昼休み、「先生と勉強コーナー」で「一人で調べ物をして過ごすこと」が、5分間からステップアップしてステップ3には15分間できるよう支援する。

対象児のプロフィール
小学部5年男子、自閉症

諸検査結果
wisc-\x{2162} IQ.70(VIQ.62 PIQ.85)(H16.10.22検査)

障害の特性
常に不安定要素を持っている。(行事や新しい経験の前は、くり返しの事前学習が必要である。)

指導者
クラス担任

長期目標
遊びの時間に調べ物などをして15分間、一人で過ごすことができる。

短期目標
昼休み、調べ物をして15分間、一人で過ごすことができる。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
本児は、学校では、教師依存の傾向が強く、学習や作業場面において少し難しい課題に出会うとパニックを起こし、自分でやろうとしないことが多い。また、休み時間もやることがなく友達や教師の間をぶらぶら歩き回っていることが多い。家庭でも母親べったりの状態が、多いが、パソコンのインターネットで調べ物をするのは、好きらしい。

般化場面
家庭:一人で好きなことをしてすごす。

指導場面
(1)対面課題学習「先生と勉強コーナー」
(2)昼休み、「先生と勉強コーナー」

指導手続
(ベースライン)昼休み、スケジュールカード「しらべものをする 10分間」を見て、「先生と勉強コーナー」で一覧表の中から課題を選んで、本で調べた事を「わかったよノート」に書く。誤反応があっても黙って見守る。                    【step1】昼休み、一覧表の中から自分で課題を選んで本で調べたことをノートに書き、一人で5分間、過ごすことができる。できた時は、「よくがんばったね。」と褒め、シールを一つ渡す。シールが5個たまると好きなお菓子がもらえる。教師の支援が必要な時は、「先生、教えて下さい。」カードを1まいずつ教師に手渡して支援を受けるようにする。           【step2】昼休み、一覧表の中から自分で課題を選んで本で調べたことをノートに書き、一人で10分間、過ごすことができる。できた時は、「よくがんばったね。」と褒め、シールを一つ渡す。シールが5個たまると好きなお菓子がもらえる。教師の支援が必要な時は、「先生、教えて下さい。」カードを1まいずつ教師に手渡して支援を受けるようにする。           【step3】昼休み、一覧表の中から自分で課題を選んで本で調べたことをノートに書き、一人で15分間、過ごすことができる。できた時は、「よくがんばったね。」と褒め、シールを一つ渡す。シールが5個たまると好きなお菓子がもらえる。教師の支援が必要な時は、「先生、教えて下さい。」カードを1まいずつ教師に手渡して支援を受けるようにする。 

教材教具など
課題一覧表、「わかったよノート」、「先生、教えて下さい。」カード10枚、参考図書数冊

達成基準
【step1】5回連続してプロンプトンなしでできたら達成とする。                  【step2】5回連続してプロンプトンなしでできたら達成とする。                  【step3】5回連続してプロンプトンなしでできたら達成とする。 

記録の取り方(般化場面と指導場面)
支援の回数と調べ学習を行った時間を記録する。

指導期間
2006年11月〜

記入日時 2006/11/06/17:32:18  No.313
記入者 k  E-Mail

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