200607



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記入日時 2006/10/05/07:59:55  No.286
記入者 200609  E-Mail

コミュニケーション・要求を教師に伝える
対象児のプロフィール
A児
養護学校 小3 男児 自閉症

諸検査結果
PEP-R
発達年齢3.8歳
芽生え 4.8歳
(2006.8.30実施)

障害の特性
1 日常生活場面では遅延性・即時性のエコラリアが多く見られる。
2 何か(物や行動)を教師に要求したい時『どれ。こっち。こっち。』と言葉で言うことがあるが、何を本人が要求しているか分かりにくい。
3 『嫌です。』や『やめてください。』等、拒否を伝えられず、パニックになり泣くという行動でが見られる。
4 

指導者
Y1
Y2
以上2名

長期目標
日常場面で簡単な要求を、言葉を使って教師に伝えることができる。

短期目標
遊び道具が無いときに、評価の週で90%以上の確立で『○○ください』と小学部の教師(2人)に伝えることができる。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
(標的行動)
あそび1の休憩場面(場所は休憩コーナー)で、遊びに必要なおもちゃ(風船、入浴剤)が無いときに、教師(Y1,Y2)に対して「○○先生、○○ください」と言葉で伝える。

(理由) 
自分の要求が的確に伝えられず、活動が滞り、服を噛んだり、泣いたりしてパニックになることがある。
要求を伝えることで、(          )となり情緒が安定し自立した生活を送れるようになる。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
手伝って欲しいときや、必要な物が無いときに『どっち。こっち。』と言いウロウロする様子がある。
5分〜10分ぐらい、そのままにしておくとパニックになり泣き出したりすることもある。

般化場面
\x{2460}あそび2の休憩場面で、遊びに必要なおもちゃが無いときに、教師(Y1,Y2)に対して「○○先生、○○ください」と言葉で伝える。
\x{2461}おやつ場面で、おやつが無いときに、教師(Y1,Y2)に対して「○○先生、○○ください」と言葉で伝える。
\x{2462}一人で課題をしている場面で、必要な教材が無いときに、教師(Y1,Y2)に対して「○○先生、○○ください」と言葉で伝える。

指導場面
スケジュールに“風船”“入浴剤”入れ、休憩のコーナーで遊んでいる時。

1日の中で“風船”“入浴剤”のスケジュールを1回ずつ設定する。

故に指導場面は1日2回必ず実施となる。

指導手続
\x{2460}スケジュールで、“風船”“入浴剤”を取り、休憩コーナーで遊んでいる時。
\x{2461}遊びに必要な道具が所定の場所にない。
\x{2462}A児が道具がないのに気がつき「どれ?こっち?」と言いウロウロする。
\x{2463}Y2がA児の背後から言語プロンプト「○○先生、○○ください」と言いA児に反響させる。
\x{2464}A児が「○○先生、○○ください」と言ったら、1秒以内に○○を本人に渡す。
\x{2465}Y2の言語プロンプトを徐々に減らしていく。減らす手順は以下の通り
1.A児の背後に立ち「○○先生、○○ください。」と言う。
2.A児の背後に立ち「○○先生・・・。」とだけ言う。
3.A児の背後に立ち「○・・・。」と言う。
4.A児の背後に立つだけ。
5.なし。


教材教具など
風船・入浴剤

達成基準
施行:2回×5日間でトータル10回

1分以内にプロンプト無しで「○○先生、○○ください。」と○○先生に言葉で80%以上(8回以上)言うことができる。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
(得点)

○→1分以内に「「○○先生、○○ください。」と言葉で言う。
 

×→○以外の行動

A:先行条件 B:行動 C:結果
遊びの時間、必要な道具がないとき パニック その状況から逃げられる(↑)

記入日時 2006/10/12/19:46:45  No.288
記入者 Yo!  E-Mail

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