指導目標(標的行動とこれを選んだ理由) |
ふりかけの写真カードを教員に手渡してふりかけを要求することができる
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指導手続 |
ふりかけを見えないところに置いておき,ふりかけの写真カードを手の届く見える位置(おぼんの上)に置いておく。
【指導開始日のみ(ふりかけをもらうための身体的ガイダンス】 Gさんが米飯を食べ出してからすぐに,教員2が後方からGさんの手の甲を握って身体的ガイダンスを行い,ふりかけの写真カードを教員1に手渡す。教員1はすぐに「ふりかけどうぞ」と言ってふりかけを渡す。
【指導開始2日目以降】 ふりかけの写真カードを教員1に差し出すことができた時はカードを受け取り,すぐに「ふりかけどうぞ」と言ってふりかけを渡す。 Gさんがカードをさわったり,指さしをしてから5秒間待ってもカードを渡そうとしなかった場合・・・カードを取れなかった時はカードを指さす。指さししても取れなかった時は,教員2が後方から身体的ガイダンスを行う。
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教材教具など |
ふりかけ,ふりかけの写真カード,米飯
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達成基準 |
ふりかけの写真カードを教員に手渡すことができる正反応のみの日が3日間連続したら達成とする。
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記録の取り方(般化場面と指導場面) |
正反応・・・プロンプトなしで,ふりかけの写真カードを教員に手渡すことができた時(1回につき1点) どのようなことばが出たかについては,別に記録しておく。
誤反応・・・プロンプト(身体的ガイダンス,指さし)をした時(プロンプト1回につき1点)
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結果 |
指導開始後2日目から正反応が出て,3日間連続したため達成とした。
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考察 |
ジャムでの指導に引き続き,ふりかけも最短の日数で達成する結果となったが,このことから,欲しい物を写真カードで要求する行動が定着したと考えられる。 現在,Gさんは休み時間にメロディー絵本を取って欲しい時に,スケジュールに入れているメロディー絵本の写真カードを近くにいる教員に手渡すことができるようになるなど般化場面が拡がってきている。 要求のコミュニケーション手段として写真カードを使用できるようになったことは,Gさんが充実した生活を送る上で大変有意義があったと考えられる。今後ともGさんのコミュニケーションの幅が拡がっていくよう考えていきたい。
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ふりかけが欲しいときに写真カードで要求する
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A:先行条件 |
B:行動 |
C:結果 |
ふりかけが欲しい時 |
ふりかけの写真カードを教員に手渡す |
ふりかけがもらえる(↑) |
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第一系列のタイトル: 正反応数 |
Baseline: ベースライン
Intervention1: 指導手続き1
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第二系列のタイトル: プロンプトの合計点数 |
Baseline: ベースライン
Intervention1: 指導手続き1
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記入日時 2006/11/01/17:03:38
No.302
記入者 K
E-Mail
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