2005-41



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教室の机を全て拭く
概 要
本生徒は、周囲の物や人に注意がそれて、するべき活動がおろそかになることが多い。登校後や昼休みの活動を
カードによって確認している。ことばだけで注意を促すより、視覚的な手がかりがある方が、自主的に活動できると考える。給食の係では、台ふきを担当しているが、注意がそれて拭き忘れる机があったり、同じ机を2回拭いたりするときがある。

対象児のプロフィール
Y.N
中学部3年,男子

諸検査結果
太田のStage\x{2163}-1

障害の特性
てんかん

指導者
A.N

長期目標
いくつかの場面で,教室の机を全て拭くことができる。

短期目標
数字カードを見ながら,全ての机を拭くことができる。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
指導目標:同上
(注意がそれて拭き忘れることがあるが,視覚的な手がかりがあると,自分で拭いた机を確認することができると考えられるため)

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
9月9日:机を1つ拭き忘れた。同じ机を2回拭いた。
9月12日:全ての机を拭けた。
9月13日:机を1つ拭き忘れた。
9月20日:机を1つ拭き忘れた。

般化場面
(1)朝の会の前

指導場面
(1)給食の準備をする時間

指導手続
(1)拭く順番に,数字カードを机の隅に張っておく。(ずっと張ったままにしておく。)
(2)教師が予備の机3つを給食用の位置に置く。

教材教具など
数字カード1から10まで

達成基準
全ての机を拭く。2回以上同じ机を拭いても,拭き忘れの机がなければその回はできたことにする。
実施日数のうち、全ての机を拭いた日数が7割あれば、目標を達成したとする。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
出来た日は1,出来なかった日は0とする。(拭いた順番も、机の数字で記録を控えておく。)
※記録の取り方は、般化場面と指導場面ともに同じである。

指導期間
平成17年9月7日〜10月6日
(BL:9月7日、12日、13日、20日)

結果
指導場面:達成できた。
般化場面:まだ実施していない。

考察
指導場面:数字カードをよく見て拭いている。指導期の後半は、毎回全ての机を拭けているので、やはり視覚的な手がかりが有効であると考えられる。

給食の台ふきをするとき
A:先行条件 B:行動 C:結果
よそ見をしたので 拭き忘れがあった。
同じ机を2回拭いてしまった。
先生に注意された。


第一系列のタイトル: 指導場面:給食の準備
baseline: ベースライン   intervation: 指導期  
第二系列のタイトル: 
Baseline: ベースライン   Intervention1: 指導手続き1   Intervention2: 指導手続き2   Intervention3: 指導手続き3   Intervention4: 指導手続き4  
記入日時 2005/10/14/15:46:40  No.54
記入者 NZ  E-Mail

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