2003-03



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プレイエリアで、一定時間過ごせる。
対象児のプロフィール
C君。
小1男児。ミオクロニーてんかん。自閉傾向あり。
興味・関心が広く、素早く動くため、目が離せない。一人で遊ぶことはできるが、一つのもので続けて遊ぶことは難しい。

指導者
H.M

長期目標
スケジュールを確認して、一人で行動できる。

短期目標
プレイエリアで、友だちが持っているものを奪い取ることなく、一定時間過ごせる。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
プレイエリアで、一定時間過ごせる。

標的行動
友だちが持っているものをタイマーがなるまで待って遊ぶ。


標的行動を選択した理由
友だちがもっているものが欲しくなり、取り上げたり、馬乗りになって見ようとしたりするため。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
プレイエリアで遊ぶことはできるが、興味が移りやすく、1つのもので遊び続けることがない。教室の中のものすべてが遊び道具になっている。

般化場面
ホール、中庭などの遊びの場面。

指導場面
教室のプレイエリア。

指導手続
友だちが持っているものを取ろうとしたら、タイマーを見せる。タイマーがなったら、借りることができることを伝える。タイマーがなるまで待つ。

教材教具など
タイマー、プレイエリアにあるおもちゃや本など。

達成基準
3点が5日続く。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
取らなかった:3点
タイマーがなるまで待てた:3点
声かけでタイマーがなるまで待てた:1点
できなかった:0点

指導期間
平成15年9月〜

結果
指導を始めようとしたら、友だちが持っているものを取ることがなくなった。新しくプレイエリアに置いたおもちゃがとても気に入ったようである。指導する機会がなかった。

考察
友だちが持っているものも気になるが、それ以上に気に入ったおもちゃがあると落ち着くようであった。プレイエリアでは、置いている本やおもちゃなどで遊ぶことができるため、目標はクリアしたと考えた。


記入日時 2006/01/29/13:39:36  No.93
記入者 管理者  E-Mail

一定時間、椅子に座って過ごす。
短期目標
一定時間、椅子に座って過ごす。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
一定時間、椅子に座って過ごす。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
朝の会、課題、給食等、椅子に座っての活動の時、一定の時間、座っていることが難しい。途中で立ち上がったり、床に座りこんでしまったりする。家庭でも、食事の時など終わるまで座っていることが難しいようである。

般化場面
朝の会、課題、給食などの場面。

指導場面
朝の会後の時間。

指導手続
指導1
椅子に座って、好きな絵を描いたり、絵かき歌を歌いながら描いたりして、目標時間まで過ごす。
 
指導2
タイマーがなるまで、椅子に座って絵を描いて過ごす。

教材教具など
鉛筆、クレヨン、マジック、色鉛筆など。
紙。
ぬり絵。
えかき歌の本、等。

達成基準
3点が5日続く

記録の取り方(般化場面と指導場面)
指導1
5分以上座っている:3点
離席があったが、もう1度座ることができた:2点
座っていることができたが、5分未満:1点
座ることができなかった:0点

 指導2
タイマーがなるまで座っている(3分):3点
離席したが、もう1度座ることができた:2点
離席した後、座ることができなかった:1点
座ることができなかった:0点

指導期間
平成15年11月10日〜平成15年12月2日

結果
その日の気分によって、落ち着いて取り組むことができたり、できなかったりしていた。奥田健次先生に見ていただき、終わりが分かりにくいものであること、その日の状態によって終わっていたこと、に対してのアドバイスがあった。そこで、機嫌がよい日は10分以上、機嫌が悪い日でも5分は座っていられることから考えて、タイマーを3分に設定し、毎日、機嫌よく終わることができるようにした。タイマーがなるまでと設定すると、なるまでは離席もなく、機嫌よく終わることができた。

考察
10分以上、落ち着いて座っていることができる時間があったため、もっとできるのではないかという欲がでてしまった。落ち着いて終わることができることを考えなければならなかった。


記入日時 2006/01/29/13:44:43  No.94
記入者 管理者  E-Mail

手順カードに従って、一人で着替えをする。
短期目標
手順カードに従って、一人で着替えをする。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
手順カードに従って、一人で着替えをする。

標的行動
水筒、連絡帳のカードに従って、行動する。

標的行動を選択した理由
体操服、水筒、連絡帳など、名詞を正しく覚えることが難しく、声かけと指さしでかばんから出したり、片付けたりしている。かごを置いている位置と活動の流れ等で覚えているため、少しでもかごが動いていたり、近くに違うかごがあったりすると、声かけと指さしをしても分からなくなる。絵や写真のマッチングはできる。カードを使用した時に見通しが持てるのは、3枚程度である。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
スケジュールに従って、着替えコーナーに行くことはできるが、声かけと指さしで着替えを行っている。一人では着替えができない。一人にすると、次の行動がわからず、他の行動をする。

指導場面
着替え場面

指導手続
着替えが終わった後、かばんの中にある水筒と連絡帳を、カードに従って片付ける。

教材教具など
水筒、連絡帳のカード

達成基準
満点が5日続く

記録の取り方(般化場面と指導場面)
一人でできた:3点
言葉かけ:2点
指さし:1点
身体的介助:0点

課題分析のそれぞれの項目で得点をつける。
・水筒のカードを取る
・水筒カードをポケットに入れる
・水筒を入れる
・連絡帳のカードを取る
・連絡帳カードをポケットに入れる
・連絡帳をいれる

指導期間
平成15年12月3日〜平成16年1月26日

結果
今まで声かけや指差しで片付けていたため、着替えの時間に指示なしでカードを見ることが難しかった。見ることができるようになってきた時に冬休みに入ってしまった。3学期始めはカードを見るということを忘れていたが、すぐ達成することができた。

考察
カードの使い方を覚えると、一人で水筒と連絡帳を片付けることができるようになった。いろいろな刺激があると着替えに集中できないのだが、水筒と連絡帳の片付けの時は集中できるようになったように思う。


記入日時 2006/01/29/16:50:18  No.95
記入者 管理者  E-Mail

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