対象児のプロフィール |
中2 女 知的障害・てんかん
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短期目標 |
ウオークマンが聴きたいときに、カードを持ってくる
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指導目標(標的行動とこれを選んだ理由) |
指導目標 ウオークマンが聴きたいときに、カードを持ってくる。
標的行動 ウオークマンが聴きたいときに、カードを持ってくる。
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指導目標に関する対象児の実態(ベースライン) |
ウオークマンがとても好きで、かなりの好子となっている。
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指導手続 |
作業や課題をする机の左上に貼っておく。(移動教室にカードと記録用紙を持っていく。) (カードと交換する要領で)カードの提示があって、はじめてウォークマンを渡す。 カードを忘れた時には、指さしや声かけによってカードの提示を促す。 今までカードを使ってのやりとりが指導できていなかったため、はじめのうちは教師側から活動終了直後に指さしや声かけを入れ、カードを持ってくるよう指導を始めた。
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達成基準 |
90%以上自分からカードをもってくるのが3日以上続く
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記録の取り方(般化場面と指導場面) |
指導場面の記録の取り方 ○ 自分から持ってくる △ 声かけ・指さしが必要 × 介助
般化場面の記録の取り方 同上
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結果 |
最初は「カードを持って来る」行動が身に付いていないために、指さしや声かけによる指示がどうしても必要となった。この期間がしばらく続いたが、次第にカードを持ってくる行動が見え始め、最終的には聞きたい時には、カードを持ってくるようになった。 10月22日移行の結果で100%になっていないところは、教師がウオークマンを隠し忘れていたり、その場に教師が居なかったりして勝手に聴いてしまったデータが含まれているためである。
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考察 |
「カードを渡す」「ウォークマンが聴ける」という行動が結びついたようだ。 自分からウォークマンがカードより近い位置にあってもカードを取ってきたり、違うカードの場合にはウォークマンのカードを探したりする行動が見られた。
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