事例担当者のイニシャル[HELP] | U.H
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事例研究のタイトル[HELP] | タイマー休憩を終わる。
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事例の概要[HELP] | タイマーで休憩を終わることが難しくなってきた。タイマーが鳴ると自分で止めて、そのまま本を読んでいた。 本人の興味のあるJリーグのマスコットキャラクターをトランジッションカードとして使用してスケジュールに戻るように促した。 2週間くらいは効果的で、タイマーが鳴ってカードをすぐ手渡すと休憩を終わることができた。次第にトランジッションカードを渡しても次の行動に移れず本を読んでいることが多くなってきた。
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対象児のプロフィール[HELP] | 中学部1年男子 自閉症 PEP-R 発達年齢4歳
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指導者の役割と人数[HELP] | 指導者A:HU(担任) 指導者B:KH(担任) 以上2名
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長期目標[HELP] | タイマー休憩を終わる。
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短期目標[HELP] | 休憩終了の予告の曲→発車ベル→カウントダウンが終了するまで(4分)に,スケジュールの「休憩」を消す。
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標的行動(増やしたい行動)[HELP] | 自分で休憩を終わる
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標的行動(減らしたい行動)[HELP] | CDのカウントダウンが終わっても本を読む
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標的行動を取り上げる意義[HELP] | 教員の言葉かけなどの指示がなくても、スケジュールを確認して自立的に行動することをねらう。
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事例に関する情報[HELP] | タイマーで休憩を終わることが難しくなってきた。タイマーが鳴ると自分で止めて、そのまま本を読んでいた。 本人の興味のあるJリーグのマスコットキャラクターをトランジッションカードとして使用してスケジュールに戻るように促した。 2週間くらいは効果的で、タイマーが鳴ってカードをすぐ手渡すと休憩を終わることができた。次第にトランジッションカードを渡しても次の行動に移れず本を読んでいることが多くなってきた。
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問題の推定原因[HELP] | 1.休憩時間が短い 2.終わりがわかりにくい
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想定される解決策[HELP] | 1.休憩時間を5分以上確保する 2.4分前から終わりの予告の曲を流す
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選択した原因と解決策[HELP] | 1.休憩時間が短い 休憩時間を5分以上確保する
2.終わりがわかりにくい 4分前から終わりの予告の曲を流す
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指導場面[HELP] | 2時間目、3時間目の間の休憩時間 3時間目、4時間目の間の休憩時間
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指導手続き[HELP] | 休憩に入る前に,休憩を終わるときのルール表を教師と一緒に確認する。 休憩の終わり3分30秒前に曲を流し,教師はルール表1を指さし,声かけを行う。。 発車ベルが鳴り始めたら,教師はルール表2を指さし,声かけを行う。本を閉じないときやパソコンを終わらないときは,身体的ガイダンスをすぐに行う。 カウントダウンが始まったら,教師はルール表3を指さし,声かけを行う。身体的ガイダンスをすぐに行う。 カウント1までにスケジュールの休憩を消すことができたら,ごほうび(Jリーグのマスコットのカード)を渡す。 <休けいを終わるときのルール> 1 曲が鳴り始めたら,休けいがそろそろ終わりです。 2 発車ベルが鳴ったら, 本を閉じて スケジュールのところにいく。 パソコンを消して スケジュールのところにいく。 3 10・9・8・7・6・5・4・3・2・1を数える間に, スケジュールの休けいをえんぴつで消す。 4 カウントダウンが1になるまでに消すことができたら, ごほうび(Jリーグのマスコットのカード)がもらえます。
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利用可能な好子[HELP] | Jリーグのマスコットキャラクターのカード
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教材教具など[HELP] | 『ほたるの光』と電車の発車音の入ったCD Jリーグのマスコットキャラクターのカード
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記録の取り方[HELP] | 正反応の場合(カウントダウンが終了するまでにスケジュールを消す)を1点 それ以外の場合を0点とする
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指導期間と達成基準[HELP] | ベースライン7日間 指導1 6日間 指導2 6日間 正反応率100%とする。
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結果[HELP] | 正反応率100%であった
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考察[HELP] | 正反応率100%であったことから,今回の標的行動は学習したと考えられる
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