201236



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事例担当者のイニシャル[HELP]MN
事例研究のタイトル[HELP]自由遊び場面で,友だちに関わり遊びの要求を伝えるための支援
事例の概要[HELP]関わりたい相手がいる場面で,相手が嫌がるフレーズを言ったり,動作をしたりして注目を得ようとする。叱責,友だちが嫌がる反応は嫌子にならない。
対象児のプロフィール[HELP]特別支援学校小学部 4年 男児 
〈諸検査結果〉
K-ABC
(25年12月 日実施)
指導者の役割と人数[HELP]指導者A:MN(担任)
指導者B:MY(担任)
以上2名
長期目標[HELP]言葉で適切に関わりの要求を伝える。
短期目標[HELP]設定された場面で,関わりたい相手に言葉で一緒に遊ぶ要求を伝える。
標的行動(増やしたい行動)[HELP]遊びたい友だちに近づき,「一緒に遊ぼう」と伝える。
標的行動(減らしたい行動)[HELP]不適切な注目行動(友だちが嫌がる言葉,押す等の友だちが嫌がる行動)
標的行動を取り上げる意義[HELP]施設でも不適切な注目行動が見られるので,施設での般化をねらう。
事例に関する情報[HELP]関わりたい相手が近くにいる場面で,不適切な注目行動が見られる。
問題の推定原因[HELP]注意を喚起する適切な方法がわからないから
自他の気持ちの理解ができていないから
できたら褒められるシステムがないから
般化を狙う場面[HELP]日常生活場面で関わりたい友だちに適切な言葉で関わりの要求ができる。
指導場面[HELP]設定遊びの時間
指導手続き[HELP]1.友だち,遊びの選択をする。
2.友だちの肩を軽く叩いて注目を得る。
3.友だちの名前を呼ぶ。
4.「一緒に○○しよう。」と誘う。
  ・適切に誘うことができたら「素敵。」など言葉で賞賛し,なかよしシールを渡す。
  ・間違ったら,手順書を指さして知らせ,再度行うよう促す。
  ・楽しい遊びが保障できるよう,活動を見守る。
利用可能な好子[HELP]教員の賞賛
友だちの注目
友だちとのやりとり
友だちとの遊び
仲良しカード(トークンエコノミーシステム)
教材教具など[HELP]手順書
仲良しカード表
記録の取り方[HELP]・1日1回友だちと遊びタイムを設ける。
・友だちに「一緒に遊ぼう。」と言葉で伝えることができれば○,できなければ×とする。
指導期間と達成基準[HELP]〈指導期間〉
平成24年10月16日〜平成25年2月8日
〈達成基準〉
 3日連続で友だちと遊びタイムに,関わりたい友だちに「一緒にあそぼう」と伝える。
結果[HELP]2試行目から標的行動は生起し,達成基準を満たし目標を達成した。しかし,維持が難しかった。
考察[HELP] 手順書でやりとりの方法を知らせ,指導することでやりとりの方法はすぐに理解できた。しかし,本児の好きなままごと遊び,ボール転がし等は,児童だけでの成立が長続きしにくく,意欲が減退し,維持しなかった。
 そこで,本児の機械を使ったゲーム(ipadつみねこ)を導入した。機械は,操作と反応が必ず1対1であり,変化が少ないため,安心して遊び続けることができた。すると,設定遊び場面ですぐに達成し,自由遊び場面でも,すぐに般化し,達成した。
 児童にとって不安要素の少ない好きな遊びを見つけ,使用する重要性が読み取れた。
 今後も友だちと自由遊びを楽しむ機会を大切にしていきたい。

記入日時 2013/02/04/17:29:42

現行ログ/ [1]
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