200709
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事例研究のタイトル
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給食前に自分からエプロンを着け始めることができるための支援
事例の概要
[HELP]
4時間目が終わって給食の準備に取りかかるとき、なかなか自分からエプロンを着けることができない。トランジッションカードや教師の言葉かけでスケジュールを見て次の行動に移れるようにしているが、うまくいかないことも多い。エプロンを着けようとせず、床に寝ころんだりしたこともある。
対象児のプロフィール
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養護学校小学部5年生、男子、ダウン症
S−M社会生活能力検査:2歳5ヶ月(H,16,8)
新版K式発達検査:2歳3ヶ月(H,15,12)
指導者の役割と人数
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指導者A:KY(担任)
指導者B:NT(担任)
以上2名
長期目標
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一日の流れをスケジュールで理解し自主的に行動することができる。
短期目標
[HELP]
自分から給食エプロンの着けることができる。
標的行動(増やしたい行動)
[HELP]
四校時終了後、自分からエプロンを着けることができる。
標的行動(減らしたい行動)
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スケジュールを確認しても、自分のしたい遊びをしている。
標的行動を取り上げる意義
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日常生活の中で、行動がその日の気分や体調に左右されることが多い。また、活動内容が十分理解できていないときも行動が停滞してしまうこともある。自分からエプロンを着けることにより、給食での係の仕事にスムーズに取りかかることができると考える。
事例に関する情報
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日常生活においてスケジュールを見ても次の行動に移ることができないことがある。教師が声かけをしたり、次の行動を提示しても床に寝ころんで動かなくなることもある。指示を続けても、「いやだ。」を繰り返し、その場から動かなくなってしまう。4時間目が終わり、給食の準備としてエプロンを着けなくてはならないが、4月始めより自分からエプロンを着けることはほとんどみられなかった。
問題の推定原因
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1.昨年は給食時にお手伝い活動はしていなかった(おもちゃで遊んでいた。)
2.エプロンを着ける場所やタイミングがわからない。
3.エプロンが一人で着けにくい。
4.エプロンを着けると当番活動をしなくてはならないから。
想定される解決策
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1.今年はクラス全員に給食時の当番を決め、係活動をするようにする。
2.エプロンの置き場所を決め、友達と一緒にエプロンを着けるようにする。
3.後ろでひもを結ぶのができないため、わきでマジックテープでとめるようにエプロンを改良す る。興味をひくように好きなキャラクターがプリントされた布で作る。
4.当番活動が楽しくできるための手だてを考える。
選択した原因と解決策
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原因1.エプロンを着ける場所やタイミングがわからない。
解決策1.エプロンの置き場所を決め、友達と一緒にエプロンを着けるようにする。
般化を狙う場面
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生活単元学習での調理実習の時間
指導場面
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4校時終了後、教室で
指導手続き
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1.エプロンをとりやすくするために、スケジュールの横についたての設置する。一人ずつエプロン をフックにかけるようにする。自分の場所がわかりやすいように顔写真をはっておく。
2.スケジュールを見るようにうながす。
3.スケジュールを見てもエプロンを着け始められないときは、5秒待った後、もう一度プロンプト を出す。
4.エプロンを首にかけることができたら、教員がひもを後ろで結ぶ支援をする。
利用可能な好子
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家から持ってきたおもちゃ、携帯電話、ご飯
教材教具など
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・エプロンをかけるついたて
・エプロン
記録の取り方
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指導場面:4校時終了後
・記録項目
プロンプトなしでエプロンを着けることのできた回数(10月〜12月の2ヶ月間)
プロンプトありでエプロンを着けることのできた回数(10月〜12月の2ヶ月間)
指導期間と達成基準
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ベースライン:5日間
指導期間:2007年10月〜12月
達成基準:正反応5日連続
データとグラフ:第一系列のタイトル: エプロンを着け始めるまでのプロンプト点数
Baseline: ベースライン Intervention1: 指導手続き1
記入日時
2007/10/12/17:17:57
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