2003-33



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自閉症児に対するスケジュールの個別提示による日程確認行動の低減
対象児のプロフィール
M.T.
小1男子,7歳
自閉症
IQ63(田中ビネー)
太田のステージ:\x{2160}−3
発語あり。2〜3語文程度(助詞の抜け落ちが多い)エコラリアあり。他者からの話しかけの理解が困難で,会話が成立しにくい。多動傾向。

指導者
I.S
N.K
O.M

長期目標
視覚的に提示された全日のスケジュールに従って,場所の移動や活動への参加をする。

短期目標
教師の補助を受けながら,視覚的に提示された全日のスケジュールに従って,場所の移動や活動への参加をする。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
指導目標
全日のスケジュール(写真,絵,文字による)を提示することで,教師に対する次の活動の確認行動(質問,要求等)や,教師の指示の回数を減少する。

標的行動
全日のスケジュール(写真,絵,文字による)を提示することで,教師に対する次の活動の確認行動(質問,要求等)や,教師の指示の回数を減少する。

標的行動を選択した理由
家庭では,見通しが立たない状況で本児を行動させることが非常に困難である。学校で練習したスケジュールを用いることで,本児の家庭での行動班員を拡大することにつながると考えられるから。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
指導目標に関する本児の実態
スケジュールに関する質問や,要求が多く,頻繁に「後でする」「今はできない」といった説明や指導が必要である。他児のスケジュールが気になり,触ってしまう。次の活動に関する教師の指示も頻繁に必要である。写真,絵の意味がわかる。文字の理解は,まだ難しい。下校時,スクールバスの発車が早い水曜日には,クラスの友だちより早く帰ることが受け入れられなくて大騒ぎすることがある。

ベースライン
スケジュールを提示しないとき,教師に対する次の活動の確認行動(質問,要求等)や,教師の指示の回数を測定する。

般化場面
スクールバスの発車が早い水曜日の下校時
合同キャンプ
学級キャンプ

指導場面
学校におけるすべての時間,教室のトランジッションエリアで

指導手続
全日のスケジュール(写真,絵,文字による)を提示する。
スケジュールを見て,次の活動場所へ移動する。

教材教具など
全日スケジュール(写真,絵,文字)
トランジッションエリア
トランジッションカード

達成基準
教師に対する次の活動の確認行動(質問,要求等)や,教師の指示の回数が,3回/一日になり,それが5日連続持続する。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
指導場面での記録の取り方

本児の教師に対する次の活動の確認行動(質問,要求等)や,教師の指示の回数を数え,記録する。(一まとまりのイベントを1回と数える)

般化場面での記録の取り方

指導場面と同様の方法で記録する。

指導期間
2004年5月27日〜6月11日


baseline: ベースライン schedule:
記入日時 2006/02/16/14:30:05  No.167
記入者 管理者  E-Mail

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