2004-05



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次の活動を理解して自主的に次の活動場所へ移動することができる
概 要
教師や友だちとの関係は良好であり、関わりを自分からもとうとする意欲は高い。ごっこ遊びや物を操作しての一人遊びができ、遊びに関しては主体的に活動できる。しかし、学校生活のそれぞれの場面において気持ちの切り替えに時間を要したり、見通しがもてないことから次の活動に移れないことが見られる。また、活動中も教師の指示により行動することが多い。そこで、カードを使用したり、環境設定を行うことにより、自主的に着替えができるように支援することで主体的に行動するきっかけをつくりたい。

対象児のプロフィール
YY、小2男児、ダウン症

諸検査結果
SM社会生活能力検査2歳5ヶ月
新版k式2歳3ヶ月

障害の特性
ことばの理解力は高い。発語は数語有。表出は主にジェスチャーによるものである。
一人遊びやごっこ遊びができる。遊びの終了や気持ちの切り替えが難しい面がある。

指導者
Y・M、M・T

長期目標
着替えを自立して行うことができる。

短期目標
\x{2460}登校時、30点以内のプロンプトで着替えをする。
\x{2461}登校時、10点以内のプロンプトで着替えをする。

指導目標(標的行動とこれを選んだ理由)
登校時の着替えを自分で終える。

指導目標に関する対象児の実態(ベースライン)
登校時には持ってきているおもちゃで遊びたかったり、着替えコーナーではない所で座り込んだり、着替えにとりかかるのに時間がかかることが多い。着替え中も動きがよく止まり、指示待ちの状態が多く見られ、声かけで促して着替えを終えている。着替えるのに多くのプロンプトが必要で時間も多く要する。

般化場面
下校時の着替え場面
家庭での着替え場面

指導場面
登校後、教室に入って着替えの場面。

指導手続
短期目標\x{2460}に対する指導手続き:登校時に\x{2460}着替え\x{2461}遊びのカードを渡す。持ってきたおもちゃとカードを入れるかごを所定の位置に用意しておく。移動できない場合や違う所へ行こうとする時は指さしや声かけをする。
かばんを置くシート、中身を分けるかご(エプロン、タオル・校内服・連絡帳)脱ぐかご、ハンガーを順に並べて置いておく。かごには写真や絵カードを貼って示しておく。
動きがとまった時や気がそれた時には指差しや声かけをする。
短期目標\x{2461}に対する指導手続き:校内服、パンツの前後が分かるよう、手で持つ部分にマークを付ける。以下は\x{2460}と同様。

教材教具など
かご
カード

達成基準
プロンプトの合計が30点以内で着替えることが5回中4回できたら合格。

記録の取り方(般化場面と指導場面)
着替えに要したプロンプトの合計
身体的ガイダンス 3点
声かけ 2点
指さし 1点
プロンプトなし 0点

グラフ下の文字列
第一系列のタイトル: プロンプトの合計
Baseline: ベースライン Intervention1: 指導方法1 Intervention2: 指導方法2 Intervention3: 指導方法3 Intervention4: 指導方法4
第二系列のタイトル:
Baseline: ベースライン Intervention1: 指導方法1 Intervention2: 指導方法2 Intervention3: 指導方法3 Intervention4: 指導方法4

指導期間
2004年9月13日〜


記入日時 2006/02/23/23:40:35  No.188
記入者 管理者  E-Mail

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