概 要 |
本生徒は、周囲の物や人に注意がそれて、するべき活動がおろそかになることが多い。登校後や昼休みの活動を カードによって確認している。ことばだけで注意を促すより、視覚的な手がかりがある方が、自主的に活動できると考える。給食の係では、台ふきを担当しているが、注意がそれて拭き忘れる机があったり、同じ机を2回拭いたりするときがある。
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長期目標 |
いくつかの場面で,教室の机を全て拭くことができる。
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短期目標 |
数字カードを見ながら,全ての机を拭くことができる。
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指導目標(標的行動とこれを選んだ理由) |
指導目標:同上 (注意がそれて拭き忘れることがあるが,視覚的な手がかりがあると,自分で拭いた机を確認することができると考えられるため)
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指導目標に関する対象児の実態(ベースライン) |
9月9日:机を1つ拭き忘れた。同じ机を2回拭いた。 9月12日:全ての机を拭けた。 9月13日:机を1つ拭き忘れた。 9月20日:机を1つ拭き忘れた。
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指導手続 |
(1)拭く順番に,数字カードを机の隅に張っておく。(ずっと張ったままにしておく。) (2)教師が予備の机3つを給食用の位置に置く。
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達成基準 |
全ての机を拭く。2回以上同じ机を拭いても,拭き忘れの机がなければその回はできたことにする。 実施日数のうち、全ての机を拭いた日数が7割あれば、目標を達成したとする。
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記録の取り方(般化場面と指導場面) |
出来た日は1,出来なかった日は0とする。(拭いた順番も、机の数字で記録を控えておく。) ※記録の取り方は、般化場面と指導場面ともに同じである。
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指導期間 |
平成17年9月7日〜10月6日 (BL:9月7日、12日、13日、20日)
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結果 |
指導場面:達成できた。 般化場面:まだ実施していない。
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考察 |
指導場面:数字カードをよく見て拭いている。指導期の後半は、毎回全ての机を拭けているので、やはり視覚的な手がかりが有効であると考えられる。
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給食の台ふきをするとき
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A:先行条件 |
B:行動 |
C:結果 |
よそ見をしたので |
拭き忘れがあった。 同じ机を2回拭いてしまった。 |
先生に注意された。 |
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第一系列のタイトル: 指導場面:給食の準備 |
baseline: ベースライン
intervation: 指導期
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第二系列のタイトル: |
Baseline: ベースライン
Intervention1: 指導手続き1
Intervention2: 指導手続き2
Intervention3: 指導手続き3
Intervention4: 指導手続き4
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記入日時 2005/10/14/15:46:40
No.54
記入者 NZ
E-Mail
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