対象児のプロフィール |
C君。 小1男児。ミオクロニーてんかん。自閉傾向あり。 興味・関心が広く、素早く動くため、目が離せない。一人で遊ぶことはできるが、一つのもので続けて遊ぶことは難しい。
|
長期目標 |
スケジュールを確認して、一人で行動できる。
|
短期目標 |
プレイエリアで、友だちが持っているものを奪い取ることなく、一定時間過ごせる。
|
指導目標(標的行動とこれを選んだ理由) |
プレイエリアで、一定時間過ごせる。
標的行動 友だちが持っているものをタイマーがなるまで待って遊ぶ。
標的行動を選択した理由 友だちがもっているものが欲しくなり、取り上げたり、馬乗りになって見ようとしたりするため。
|
指導目標に関する対象児の実態(ベースライン) |
プレイエリアで遊ぶことはできるが、興味が移りやすく、1つのもので遊び続けることがない。教室の中のものすべてが遊び道具になっている。
|
指導手続 |
友だちが持っているものを取ろうとしたら、タイマーを見せる。タイマーがなったら、借りることができることを伝える。タイマーがなるまで待つ。
|
教材教具など |
タイマー、プレイエリアにあるおもちゃや本など。
|
記録の取り方(般化場面と指導場面) |
取らなかった:3点 タイマーがなるまで待てた:3点 声かけでタイマーがなるまで待てた:1点 できなかった:0点
|
結果 |
指導を始めようとしたら、友だちが持っているものを取ることがなくなった。新しくプレイエリアに置いたおもちゃがとても気に入ったようである。指導する機会がなかった。
|
考察 |
友だちが持っているものも気になるが、それ以上に気に入ったおもちゃがあると落ち着くようであった。プレイエリアでは、置いている本やおもちゃなどで遊ぶことができるため、目標はクリアしたと考えた。
|
|