対象児のプロフィール |
YR。小1男児。自閉症。 PEPーR 2:1
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長期目標 |
慣れた場面(着替え)では、教師の支援なく活動できる。
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短期目標 |
着替えが終わった後の遊び(水遊び)を励みにして、着替えの活動の一連の流れを行う。
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指導目標(標的行動とこれを選んだ理由) |
指導目標 着替えが終わった後の遊び(水遊び)を励みにして、着替えの活動の一連の流れを行う。
標的行動 活動が止まった時には、お菓子を見せることにより着替えが終わった後の遊び(水遊び)を励みにして、着替えの活動の一連の流れを行う。
標的行動を選択した理由 新しい環境を設定したり、遅延プロンプトを取り入れたりしたが、スムーズに着替えるまでには至らなかった。スキルは獲得しているので、動機付けが不足していると考えた。着替えが終わったら、本児の好きな水遊びができることを保障した。
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指導目標に関する対象児の実態(ベースライン) |
指導目標に関する本児の実態 着替えコーナーに行っても、何もしないでボーッとしていたり、違うことをして遊んでいたりして、着替えの活動が止まってしまうことが多い。教師の指示を待っていて、なかなか自分から次の活動へ移ることができない。着替えのスキルは獲得している。
ベースライン 着替えコーナーでは、服の着脱、脱いだ服をハンガーにかける、シャツのボタンをはずすなどのスキルはあるものの、活動が止まってしまうことが多く、常に教師の声かけや身体的ガイダンスが必要だった。
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般化場面 |
(1)指導者を替えての着替え場面 (2)下校前の着替えの場面 (3)家庭での着替えの場面
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指導手続 |
(1)着替えコーナーで、着替えをしている時に活動が止まったら、その都度すぐにシャボン玉を提示した。 (2)指導者が変更した。 (3)シャボン玉からお菓子に変更した。
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達成基準 |
お菓子の提示以外のプロンプトなしで、着替えの一連の活動が一人でできた日が5日間続いたら達成とする。
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記録の取り方(般化場面と指導場面) |
指導場面の記録の取り方 着替えの課題分析表を用い、プロンプトなしで一人でできたら「○」、プロンプトありでできたら「×」、身体的ガイダンスが必要だった時には「G」と記録する。プロンプトなしでできた割合をグラフに示す。
般化場面の記録の取り方 下校前、着替えの課題分析表を用い、プロンプトなしで一人でできたら「○」、プロンプトありでできたら「×」、身体的ガイダンスが必要だった時には「G」と記録する。プロンプトなしでできた割合をグラフに示す。
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